八代平野の東部、八代海に注ぐ氷川沿岸の白嶽山の西方に位置する。石灰岩からなる空滝があり、「肥後の空滝・立神峡」と称され、昭和四十二年に五木五家荘県立自然公園に指定されている。 地名の由来については、岩壁の洞穴を穴洞(あなんどう)と呼び、「タチガミさん」とも呼び名して、立神(竜神)の集落名が起こったと伝わっている。戦国期には「立神」の地名があり、江戸期から明治二十二年の宮原町合併までは「立神村」とある。明治二十四年に戸数百一、人口六百二十三の記録が残っている。
古くから人が住んでいたとされ、五つ穴横穴群・岩立横穴群からは紀元前一万年の旧石器時代の石器類が出土しており、他に馬原古墳・蕾園古墳・園迫古墳等がある。文化財もたいへん多く、立神竜神・不動明王・熊野座神社・立神五輪塔・立神天神・毘沙門天・六地蔵等など、自然と文化の香り高い地域である。

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